国内女子ゴルフの世代交代が加速している。国内ツアー「大王製紙エリエールレディス」2日目(19日、愛媛・エリエールGC松山=パー71)、予選落ちしたツアー通算13勝の成田美寿々(29)が9年間守ってきた賞金シードを喪失した。

 成田は「腰痛が一番だったかなと思っていて、1年以上完全に痛みが取れなくて練習もたくさんできなかったっていうのもありました。それでスイング崩してしまったのはあると思いますし、一番は自分の体のことをわかっていなかったのがありますかね」と振り返った。

 今後は2週後に行われる来季の最終予選会へと回り、再起を目指す。そのほか「大王製紙エリエールレディス」で予選落ちした今季シード選手でツアー優勝経験のある葭葉ルミ(28=富士住建)、永井花奈(24=デンソー)もシードを失い、最終予選会から復活を期す。

 今季は賞金ランキングとメルセデスポイントランキング(各競技の順位をポイント換算してランク決定)の50位までが来年のシードを獲得する。来季から賞金ランクによる翌年シードが廃止となり、ポイントランキングに一本化される。