大日本プロレス21日の東京・後楽園ホール大会で行われたBJW認定世界ストロングヘビー級選手権は、岡林裕二(37)が王者・橋本大地(28)を破り、第17代王者となった。

 試合は力と力の真っ向勝負。岡林の逆水平チョップ、大地のミドルキックで一進一退の攻防が続いたが、最後はラリアート2連発からのゴーレムスプラッシュで試合を決めた。

 試合後には「チャンピオンに返り咲きました!次、11月23日、大阪(エディオンアリーナ大阪・第1競技場)で関本大介と対戦します!」とすでに決定済みの次期挑戦者を呼び込み、リング上でがっちりと握手を交わした。

 今回で3度目の戴冠となった岡林は、応援は拍手だけというコロナ禍でのベルト奪取に「シンプルな地力が試されているような感じ」と感慨もひとしおの様子。

 またこの期間、もともと好きだったという料理にも目覚めたようで「レンジはあまり使ってこなかったんですけど、パスタなんてペペロンチーノでも、ナポリタンでも水と材料入れてチンでできるんで」と時短料理にドはまりしたという。

 料理好きアピールは止まらない。昔からニンニクが大好物だというが「野菜炒めなら3かけ。カレーなら丸ごと3個は使いますからね。精力がみなぎっちゃって大変ですよ」と結局は〝性豪〟の顔を見せてニヤリだ。

 目指す王者像については「みんなに立ちはだかる壁になって、団体内でも他団体の選手とでもしのぎを削り合いたい。その上で自分も成長させてっていう、真の最強王者として君臨しますよ!」ときっぱり。料理男子として、誰の挑戦も〝時短〟で片づけるつもりだ。