〝二重人格〟に拍車がかかる全日本プロレスの諏訪魔(45)が、かつての盟友にラブコールだ。

 別人格とされる諏訪間幸平専務として本紙の取材に応じ「実は石川(修司)選手との関係を修復したいと思ってるんですよ。たぶん、俺のことをよく思ってないだろうけど、そこを何とかしたくて」と訴えた。

 プロレス大賞で3度の最優秀タッグ賞を受賞した諏訪魔と石川の名コンビ「暴走大巨人」は、昨年1月に世界タッグ王座から陥落したのを機に解散。発展的解消だったはずだが、最近は諏訪魔が石川のことを「ブサイクだな!」と挑発するなど絶縁状態だった。

 それでも2人は女子プロレス「Evolution」でプロデューサーを務める間柄。先日は諏訪間専務がアイスリボンの藤本つかさに女子のアドバイザー継続を要請したが、「信頼できる石川さんの話なら聞きます。お引き取りください!」と塩をまかれてしまったことも関係修復に動く理由だという。

 諏訪間専務は「京都で俺の大好きなお茶を振る舞おうかと思っていて。ぜひ石川選手に堪能してもらいたい」と呼びかけた。初耳だが、諏訪間専務は茶道の心得があるそうで、26日の京都・KBSホール大会前にお茶でもてなすという。

 ちなみにリング上の〝極悪専務〟諏訪魔は7月14日の東京・後楽園ホール大会で3冠ヘビー級王者ジェイク・リーへの挑戦が決まったが、諏訪間専務は「3冠戦? 19日の大田区で挑戦表明したらしいけど、全く記憶にないんだよ」と話すにとどめた。