全日本プロレスの24日・後楽園ホール大会で、世界ジュニアヘビー級王者・佐藤光留(41)がブラックめんそーれを下し、V2に成功した。

 当初対戦予定だった大和ヒロシが新型コロナウイルス濃厚接触者に認定されたため、直前に挑戦者が変更に。前夜に挑戦をアピールしてきたブラックめんそーれを迎え撃つことになった。

 試合は挑戦者の打撃に苦戦を強いられる場面もあったが、終盤に岩石落としで叩きつけて大ダメージを与えることに成功。粘る相手に蹴りの連打から強烈な頭突きを入れ、3カウントを奪った。

 ところが試合後、まさかの事態が発生。リングを下りようとした王者が突如、姿を消したのだ。会場がザワつく中、代わってリング下から現れたのは児玉裕輔だ。佐藤は児玉によってリング下に引きずり込まれ、そこで襲撃された模様だ。

 世界ジュニアのベルトを手にリングに上がった児玉は「タイトルマッチ、やってもいいですか?」と、5月15日ホテルエミシア札幌大会での挑戦を表明された。

 その後、佐藤は「今日だけ頑張ったやつといつと、真剣に生きてるやつの違いだよ。たどり着かなかったやつにはな、挑戦権すら与えられないんだよ! 俺が言いたいのは一つだけだ。大和ヒロシは死んだんだ!」と痛烈な言葉。さらに児玉には「やってくれるぜ! いいよ。やってやるよ」と挑戦を受諾した。