全日本プロレスのエース・宮原健斗(32)が逆襲に燃えている。

 暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」の優勝決定トーナメント(5日、東京・後楽園ホール)を控えた2日、都内で抽選会が行われ、前年覇者の宮原、青柳優馬(26)組は真霜拳號(43)、KAZMA SAKAMOTO(39)組との対戦が決定。この日の会見で宮原は「ファンが期待しているの2連覇。この(相手)チームに勝たないと決勝に進めないのは当たり前なので、まずは初戦に集中したい」と意気込みを語った。

 そんな中、対する真霜に「(2人に)そんなにすごい印象がない」と言葉を向けられると、宮原は「正直、この相手とあたることはないと思ってた」と応酬。続けて「もちろん個々では素晴らしい選手と思っている人は多いかもしれない。ただ、『いい選手』と『スター』の違いを見せようかなと。『いい選手』はこの業界にたくさんいるが、宮原健斗がちょっと違うというのは彼らも終わった後に気づくだろう」と言いきった。

 一方、宮原は今年を振り返り「個人としても結果が出そうで出なかった下半期だった」とも話す。中心選手として物足りない部分があったと自己分析しており「ここで(優勝を)逃すと22年の初めから注目されない選手になる可能性もある。その危機感は常に抱いていて、2連覇を逃すと大変なことになる。2連覇しか次の道はない」。〝V締め〟で新年を迎えられるか。