プロレス会場にかつての熱気が戻ってくる――。サイバーファイトに属する3団体(東京女子プロレス、DDT、ガンバレ☆プロレス)が27日、都内で合同記者会見を行い、渡辺未詩(東京女子)、HARASHIMA(DDT)、大家健(ガンバレ☆プロレス)が出席した。

 会見では7月9日に行われる東京女子プロレス大田区総合体育館大会から収容人数50パーセント、ソーシャルディスタンスを保った座席配置という条件のもと、マスク着用での声出し応援、紙テープの投げ入れ、応援用横断幕の設置が再開されることが発表された。

 渡辺は「名前を呼んでもらえる、『頑張れ!』って言ってもらえると、ものすごく力になる。コロナ禍でも拍手と目線で気持ちは届いていたんですけど、やっぱり声が欲しいなと思っていました。この試合もっと頑張ろうって気になりました」と再開への喜びを語った。
 また大家は「俺はそんなに強いレスラーではねぇんだけどよ。お客さんの声をもらえると力が湧いてくるんだよ! HARASHIMAさんの100倍も、1000倍も強くなれるんだよ!」と興奮気味に叫んだ。

 サッカーのJリーグでも段階的に解禁していくなどスポーツ界の声出し応援が再開の動きを見せている。3団体の解禁で、かつての光景がプロレス界全体に見られる日は遠くはなさそうだ。