東京女子プロレス・10月9日の東京・大田区総合体育館大会の会見が29日に東京・明治記念館で行われ、メインでプリンセス・オブ・プリンセス王座戦を戦う王者の山下実優(26)と挑戦者の伊藤麻希(26)が調印を行った。

 伊藤は、今夏に行われたシングルトーナメント「東京プリンセスカップ」を初制覇し、大舞台での山下への挑戦権をゲット。伊藤は今回のタイトル戦をトーナメント優勝に続く〝新たなハッピーエンド〟に位置づけ「自分の手で、このハッピーエンドをつかみとります。プロレスに出会えて本当に幸せだなあと思います。今の伊藤麻希は最高です」と王座奪取を宣言した。

 その勢いを受け止めるのが、山下だ。厳しい表情で調印書にサインすると「(6月6日、さいたまスーパーアリーナでのサイバーファイトフェスティバルで)坂崎とやって、そこから東京女子が注目されるようになった今だからこそ、私がチャンピオンとして東京女子を大きくしていかないといけない」と強い決意。王座を防衛し、引き続き団体を引っ張る決意を口にした。

 ビッグマッチのメインで、事実上の団体の〝顔〟を争う試合になるだけに、激闘が期待できそうだ。