中日・立浪和義監督(52)が17日、沖縄・北谷キャンプでブルペンの打席に〝乱入〟した。

 ブルペン投球していた柳裕也投手(27)の球筋を見るため突然、バットを構えて左打席に立つと「今のはナイスボール!」「ボール1個分甘い!」などと判定しながら声をかけた。

 柳は「バッターに立ってもらいたいなと思っていたら、監督が…」と驚きを隠せなかったが、指揮官から直々に打者目線でアドバイスをもらい「大事なこと。バッターから見てどう見えるのか、自分では気付けないことなので。(実戦を想定して)4イニングぐらい投げました」と感謝する。

 立浪監督は「コントロールのいい投手のところしかよう立たない」と報道陣を笑わせながらも「いいボールを投げていたし、非常にキャンプ初日からいい形できているのでは。柳の場合は昨年良くて、今年が勝負だと思うので何とか1シーズンやってもらわないと」と期待を寄せている。