ロッテ 最大の敵は4位・西武! 逆転Vを妨げる〝深刻アレルギー〟

2020年10月03日 06時15分

西武への苦手意識が強いロッテ・井口監督

 リーグ優勝に向けた最大の敵は鷹や犬鷲ではなくやはり獅子か。シ烈なV争いを続けるロッテは2日の西武戦(ZOZOマリン)に0―1で惜敗。延長10回に3番手・澤村が先頭のメヒアに移籍後初被弾して初黒星を喫した。

 継投が裏目に出た格好の井口資仁監督(45)は「これはピッチャーのせいじゃない」と澤村をかばったが、ロッテはここにきてリーグ4位の西武に脅威を抱き始めている。数年前からの苦手意識がいまだ払拭できないでいるからだ。

 貯金10のロッテを支えているのは白星を〝安定供給〟してくれているソフトバンク(10勝4敗1分け)とオリックス(15勝2敗1分け)。逆に言えば、この2球団以外との対戦は互角、または劣勢を強いられている。なかでも西武にはここ2年間の相性が悪く、今季対戦成績は18試合で6勝12敗。昨季も8勝16敗1分けと苦しめられ、最終的に3位楽天と2ゲーム差でCS出場を逃した。それだけに「また今年も西武にやられたらリーグ優勝は…」との不穏な空気がチーム周辺に漂い始めているのだ。

 なぜ、パ球団の中でも打力中心の大味な野球をする西武に緻密な野球に定評があるロッテが苦戦するのか? あるロッテOBがその裏事情をこう説明する。

「ロッテは接戦に持ち込み救援投手陣で逃げ切るというのがここ数年の勝ちパターンですが、その一方で『西武には打ち負ける』というトラウマが首脳陣を中心にチーム全体に蔓延しているのです。打線が強力で、どの打者にも一発の危険性がありますからね。その先入観というか恐怖心がナインを萎縮させ、西武側に『劣勢でも逆転できる』という印象を与えているのでしょう。この空気を一掃しないと今後も西武にてこずり、優勝を逃す可能性もあります」

 そういえば2日の試合前も、井口監督は西武打線について「火をつけると止まらない」と独特の表現で警戒感を示した。

 確かに西武の打線は脅威であり強力だが、過剰な警戒心は相手を利することになりかねない。過度な〝西武アレルギー〟がペナント取りの命取りにならなければいいのだが…。