日本プロ野球は開幕できるのか 台湾はすでに無観客で開幕、韓国は5月1日にも

2020年04月18日 16時30分

 日本も台湾や韓国のように無観客で開幕することはできるのか。12球団代表者会議が17日にオンラインで行われ、NPB(日本野球機構)は新型コロナウイルスの感染拡大で延期されている公式戦の5月中の開幕を断念したと発表した。また5月26日から6月14日に予定されていた交流戦も行わないとした。

 斉藤惇コミッショナー(80)は会議後の会見ですでに11月末に延期の決まっている日本シリーズの日程に変更はないとし「全国に緊急事態宣言が発出された。5月中の開催は断念せざるを得ないと思った」と話した。12球団は交流戦を含み143試合を目指していたが、公式戦は最大でも125試合に短縮される。

 日本のプロ野球は厳しい状況に立たされている。同じアジア圏では台湾のプロ野球リーグ・中華職業棒球大聯盟(CPBL)が12日に無観客で開幕した。隣国の韓国も21日の、10球団の代表者が集まって行う取締役会で正式決定されるが、5月上旬に開幕する見通しだ。

 新型コロナウイルスの最初の感染者が日本では1月16日、台湾では同21日、韓国では同20日とほぼ同時期に確認された。しかし、その後の道のりはまったく異なる。台湾は封じ込めに成功し、17日午後の段階で感染者395人、死者6人にとどまっている。

 また大邱で感染拡大した韓国はどうか。17日時点で感染者は1万635人、死者230人と日本の感染者9664人、死者196人と大差ない。ただ、韓国では9日以降の新規感染者が50人以下で推移するなどピークアウトした様相で、21日にはプロ野球の練習試合も無観客で解禁となる。

 一方の日本は17日に東京だけで新規感染者が201人と初めて200人の大台を超え、また5月6日まで緊急事態宣言の期限内で開幕は極めて厳しい状況だ。韓国は早ければ5月1日にも無観客で開幕する見通し。韓国メディア関係者は「19日までは不要不急の外出自粛要請は続いているが、ほとんど元通りの生活に戻りつつある」と明かし、プロ野球開幕に自信を見せた。

 台湾や韓国のように落ち着けば…。日本プロ野球の開幕話も、少しは現実的に語ることができるかもしれない。