プロ野球「20開幕」J「18日再開」は厳しい状況 感染症の専門家3人が助言

2020年03月09日 14時38分

村井満チェアマン(左)と斉藤惇コミッショナー

 予定通りの開幕、再開は極めて厳しい状況だ。日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は9日、東京都内で「第2回新型コロナウイルス対策連絡会議」を行い、感染症の専門家3人から「延期することが望ましい」との助言を受けた。

 これを受け、村井満Jリーグチェアマン(60)は「18日の再開は難しいと感じております」と話し、斉藤惇NPBコミッショナー(80)も「個人的には延期はやむを得ないと思っています」と語り、いずれの競技も18日の再開、20日の開幕は難しいとの見方を示した。

 専門家チームの議長を務めた賀来満夫東北医科薬科大学特任教授は現時点で新型コロナウイルスの「感染のリスクをゼロにするのは難しい」と話した。さらに専門家サイドから現段階では各クラブ、球団が試合開催の場合、体温測定のためのサーモメーターや観客が消毒を行うためのアルコールなどの物品が不足する状況では厳しいとの意見が出されたという。

 両競技ともこの日の午後に行われる会議で方向性が話し合われる。また公式戦の開幕あるいは再開には1人の新型コロナウイルス感染者から二次感染をさせる平均的な人数の「基本再生産数(R0)」の一定の低下が見られた場合、そして「各球団、クラブの首脳陣、選手、スタッフ、またはその家族への教育状況、物品の準備」が整った場合が一つの基準となりそうだ。