2026年シーズンを終えたMLBでは来季に向けた体制づくりが進められ、米メディアは選手たちの去就や予想を連日報じている。

 カブスに3年間在籍した今永昇太投手(33)もFAとなり、動向が注目される一人だ。今季は32試合に先発(174回1/3)して11勝10敗、防御率3・77の成績。1年目の2024年に挙げた15勝(3敗)には及ばなかったものの、ローテーションの一角として多くのイニングをこなし、通算35勝を収めた。

 米サイト「ブリーチャーリポート」が5日(日本時間6日)までに伝えた新契約の規模は「2年3400万ドル(約53億7200万円)」。移籍先として挙げたのはナ・リーグ東地区で今季3位だった「マーリンズ」だった。その理由は本拠地球場だ。

 というのも、今季の今永の被本塁打35はリーグでワースト2位。いわゆる〝一発病〟に泣かされ、10敗目を喫した8月30日(同31日)のレッズ戦では本拠地リグレー・フィールドで今季最悪の1試合3本塁打を浴びた。自ら大崩れするケースは少ないだけに突然食らう一発が懸案の一つとなっている。

 その点、マーリンズの本拠地であるローンデポ・パークは海抜が低く、高地に比べて空気抵抗が大きいため本塁打が出にくい球場として知られる。つまり、投手有利の環境でマウンドに立つことができ、痛打される可能性も低くなるというわけだ。

 米メディア「ヘビー」も「今永の最大の懸念はホームランを打たれやすいこと。25年に31本塁打を浴び、26年は35本塁打を許した。直近2シーズンで計66本塁打はMLBの先発投手の中で最多タイだった」とし「ローンデポ・パークはホームランが出にくい球場の一つで、今永にとっては長打を抑える有利な環境になる可能性がある」と同調。マーリンズのマイナーには大砲候補の佐々木麟太郎も控えるが――。