ホワイトソックスが村上宗隆内野手(26)に続いて西武・平良海馬投手(26)の獲得に本腰を入れる可能性が浮上している。

 村上は大台の30号に王手をかけてから30日(日本時間31日)まで11試合連続ノーアーチ。バットは湿りがちとなっているが、すでに1年目の日本選手の最多本塁打記録を塗り替え、29本塁打はア・リーグ5位タイだ。何より低迷球団をよみがえらせた功績は計り知れず、誰もが認める主力に成り上がっている。

 村上の活躍によって、ホワイトソックスの名前は日本国内にも急速に浸透。そこで、球団の専門メディア「サウスサイド・ショーダウン」が村上に続く有力な獲得候補としてピックアップしたのが平良だった。右腕は規定投球回にこそ到達していないものの、19試合に先発して10勝3敗、防御率1・46と圧巻の成績。25日の日本ハム戦(ベルーナ)で2桁勝利に到達した際には、ホワイトソックスやヤンキースなど複数のスカウト陣が熱視線を送っていた。

 同メディアは平良の投球を「8種類の球種があり、96~97マイル(約154・5~156キロ)前後の速球とアウトを奪うために効果的なカットボールが中心」と解析し「今季のゴロ率は50%近くで、9イニングあたりの被本塁打率は0・2」「プロレベルで通用する多彩な球種をそろえている」と絶賛だ。

 さらに、戦力としてだけでなく村上の成功を受けた球団側の思惑が後押しする可能性があるという。同メディアによると、国際スカウト部門を統括するデビッド・ケラー氏は「日本市場に積極的に参入することを望んでいる」という。

 ホワイトソックスでは村上の前にNPB球団から選手を直接獲得したのは、2004年オフの井口資仁までさかのぼる。

「村上は全米で話題を呼び、まったく新しいファンを呼び込んだ。大谷翔平がドジャースにもたらした多くの恩恵を目の当たりにすると、全30球団が日本のトップ選手を獲得して成功を再現しようとしないことが不思議でならない」。平良の獲得を狙うのは当然と言わんばかりだが、果たして――。