日本出身のスター選手が米球界に挑戦していく中、MLBスカウトたちには別の任務が不可欠となっているという。MLBからNPBにやって来た外国人選手の動向調査だ。
昨オフは村上(ホワイトソックス)と岡本(ブルージェイズ)、今井(アストロズ)の3選手がMLB球団に移籍。早ければ今オフにも佐藤(阪神)や平良(西武)らも海を渡る可能性があり、スカウトらは熱心に調査を進めている。同時に「MLBに出戻りで復帰できるかどうか」というレベルにある助っ人たちの視察も任務の一つとなっている。
中でも巨人で開幕ローテーションから稼働しているフォレスト・ウィットリー投手(28)や、DeNAのショーン・レイノルズ投手(28)らは、今季の活躍次第でMLB球団が代理人を通じてオファーを出す可能性があるという。
MLBからNPB、そしてMLB球団と再契約を結ぶケースは年々増加傾向にある。昨オフはケイがDeNAからホワイトソックスと2年総額1200万ドル(約19億2000万円)、グリフィンも巨人からナショナルズと1年550万ドル(約8億8000万円)で契約した。
その背景について、MLBスカウトの一人は「NPBの投手のレベルはひと昔前とは比べものにならない。MLBとそこまで差がなくなっている」と打ち明けた。
さらに「MLBで20代前半でデビューした頃はそこまで活躍できなかったけど、日本に来て制球力や投球術を磨いて、米国で再び活躍する例が増えている」とし「2017年まで巨人で、18年からカージナルスのローテーション投手となったマイコラス(現ナショナルズ)なんかはその代表例。37歳になった今でもバリバリメジャーで投げている」と指摘した。日本球界のレベルアップに伴い、NPBで進化した元メジャー選手を発掘する作業も重要度が高まっているというわけだ。
MLBでは年俸が高騰し、条件面ではNPBとの差が拡大中。日本の野球のレベルの高さが評価される一方、日本球界を経由してMLBを目指す選手はますます増えていきそうだ。












