MLBがもくろむサラリーキャップ制が波紋を呼んでいる。MLBは28日(日本時間29日)に行われた選手会との新労使協定締結に向けた交渉で、選手の報酬総額に上限を定めるサラリーキャップ導入を提案。しかし、選手会は即座に反対声明を出した。
現行の労使協定は12月1日に失効する。MLBは2027年シーズンの年俸総額の上限を2億4530万ドル(約390億円)、下限を1億7120万ドル(約274億円)に設定。大谷翔平投手(31)が所属するドジャースは今季4億1520万ドル(約664億円)に達しており、戦力均衡のため導入が必要という。MLBは同時に若手選手の年俸引き上げを目的とした最低年俸制度も提案している。
MLBがサラリーキャップを提案したのは1994年以来だが、前回は選手会がストライキを行い、90年ぶりにワールドシリーズが中止になった。今回も交渉は難航しそうで、論議の的になっている。
そんな中、かつて巨人に在籍したナショナルズのマイルズ・マイコラス投手(37)が米メディア「ボルチモア・バナー」に自身の見解を述べた。「サラリーキャップと最低年俸がどのような形になろうとも、メジャーリーグにそんなものは必要ないと思う。選手会としては、そもそも議論するつもりはない。オーナー側は最低年俸とサラリーキャップについて話すだろうが、それは共産主義だ。自由市場経済はどこへ行った? 資本主義の神髄はどこにあるんだ?」と断固として反対した。
マイコラスは2015年から3シーズンにわたって巨人でプレー。日本での3年間で31勝13敗、防御率2・18、378奪三振と好成績を残した。カージナルズでメジャー復帰した18年は18勝(4敗)をマークして最多勝のタイトルを獲得。ナショナルズに移籍した今季は12試合(6先発)に登板して1勝4敗、防御率5・72を記録している。












