エースがゼロを並べ、打線は容赦なく畳みかける。今の鷹は、投打ともにスキがない。首位ソフトバンクは25日のロッテ戦(ZOZOマリン)に9―0で快勝し、12球団最速で70勝に到達した。先発のモイネロが復帰3戦目で今季初完封。優勝へのマジックナンバーは「23」となった。
この日の球数設定は「110球」。今季最多の115球を投じた左腕はお立ち台で「疲れたね…」と表情を緩めたが、小久保監督は「このぐらい投げられる状態まで待っていた。残り(シーズン)ケガなく最後までいってほしい」と期待をかけた。
絶対エースの快投に目がいく一方、鷹打線も7安打9得点。先制、中押し、ダメ押しと相手の隙を逃さず得点を重ねた。これでチーム総得点は「552」。12球団で次点の日本ハムは「478」で、300点台の球団が6球団もある。その破壊力は文字通り、ぶっちぎりだ。
しかも、残り30試合の時点ですでに昨季の「551得点」を上回った。近藤と栗原はともに90打点を突破。〝破壊力増〟を支える要因の一つが「コンディション管理」だ。昨季は主力に故障者が相次ぎ、山川ら一部の選手にマークが集中。最終的な得点数は12球団トップだったものの、前半戦を中心に苦しんだ時期もあった。
対して今季は、1番の正木を起点に、近藤―栗原―柳田のクリーンアップがどっしり構える。相手投手に圧をかけ続けることで、警戒が〝一極集中〟せず分散。互いが互いを生かす相乗効果が、打線全体の破壊力を押し上げている。
この布陣を組めるのも、野手陣に大きなケガがないからこそ。首脳陣からは「(ここからも)コンディション管理にはかなり気を使わないと。(今の時期は)選手も疲れがたまってきている」との声も上がる。強い鷹打線を維持するため、状態を見極めながらVロードを突き進む。












