放送作家の野々村友紀子氏と産婦人科医の丸田佳奈氏が20日、TBS系「ゴゴスマ」に出演し、万博工事費を水増しし竹中工務店に損害を与えた疑いで逮捕された社員について言及した。

 昨年行われた「大阪・関西万博」の工事で総括作業所長を務めていた竹中工務店の社員は、下請け業者に工事費用を複数回にわたり水増し請求させ、会社に約1400万円の損害を与えた背任の疑いがもたれている。社員は、自宅のリフォームなどに総額6000万円以上を支出しており、その費用を水増し請求で捻出していた可能性があるとみられ、警察は実態解明を進めている。

 野々村氏は「万博で、しかも大きな会社で、歴史的に名を残すようなお仕事だったはずなんですけど、社名にも傷をつけたんじゃないかと言われていて、すごく残念。ひとりが大きな決定権を持ちすぎるというのも良くないのかもしれない」と切り出す。さらに「ほかにないのかと気になるところですね」と竹中工務店以外の企業にも疑いの目を向けた。

 2児の子を持つ母親でもある丸田氏は「万博を利用したというのが、より(罪が)重いなと私も感じていて。賛否両論ありますけど、私は万博、やって良かったと思っていますし、特に子どもたちがいろんな国(のパビリオン)を見たり、いろんな国の人と交流ができて、学ぶことができたって、非常に大きな1つのレガシーだと思っているので、それを利用するってことが、今後日本国内で国際的なイベント(の開催)をストップさせてしまうような力になってしまったりする可能性を考えると重いと思います」と指摘した。

 竹中工務店に対しては「従業員、ものすごい人数いると思うんですけども、一人が個人的にお金を不正に動かせるような状況だったってことが分かれば、今後大きな仕事を発注されにくくなるわけですから、他の問題ない従業員やその家族を含めて被害規模はものすごく大きいんじゃないか」と同情を示した。