弁護士の山口真由氏が20日、TBS系「ゴゴスマ‐GOGO! Smile!‐」に出演し、昨年開催された「大阪・関西万博」の工事を巡り、逮捕者を出した竹中工務店のガバナンスを問題視した。
大阪府警は19日、万博の工事を巡り、下請け業者と共謀し水増しした代金を竹中工務店に支払わせたとして、大屋根リングの現場責任者で同社の統括作業所長だった男を背任容疑で逮捕した。水増し額は6000万円を超えるとされ、不当な手段で得た費用の一部は自宅や親族が経営する飲食店などのリフォーム費用などに充てていたとみられている。
山口氏は「個人の問題が大きいですけど、あとゼネコン業界の慣習みたいな問題もあると思いますが…」と前置きしたうえで、竹中工務店のガバナンスを問題視した。
「社内でうわさがあったみたいな話があって。それが社内の内部監査とか(相談)窓口から出てきたのか。『大阪府警に情報提供があったんだ』って言う人もいる。そうであったなら、社内で自浄作用みたいなものが働いていなかったのか…」といぶかしんだ。
さらに万博を巻き込んだ疑いが持たれていることに「万博のレガシーに泥を塗るような話になっている。それを考えると竹中工務店のコンプライアンスやガバナンスの問題って大きく問われるんじゃないかな」と指摘した。
今回の罪状について「業務上横領と背任は区別は難しい。簡単に言うと権限があれば背任、権限がなければ業務上横領。一般論でいえば、偉い人ほど背任になりやすい」と解説した。
共犯関係が疑われている下請け会社には「持ちかけたのはどちらなのか。下請け業者の方が竹中工務店からの仕事が過半で断れないような関係だったのか。そっち(下請け業者)から持ちかけたのか。なれ合い関係がどれくらいのものなのか。当然、調査の対象になっていると思います」と推察した。












