昨年11月に竹内英明元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕、起訴されたNHK党(活動停止中)代表の立花孝志被告は、いまだ初公判が開かれずに神戸拘置所で勾留生活が続いている。9か月以上の勾留で、保釈のメドも立たない中で、兵庫県議選への出馬に意欲を見せている。
同被告が逮捕されたのは昨年11月9日。起訴後、保釈請求したが却下され、神戸拘置所に移送された。当初は5月ごろとみられていた初公判の期日も決まらず、7月に2度目の保釈請求も却下された。
名誉毀損事件での異例の長期勾留に「人質司法だ」「保釈せよ」の声が上がり、立花被告と仲たがいしたつばさの党の黒川敦彦代表が今月、神戸拘置所前や東京・霞が関の検察庁前で抗議デモを行っていた。
一方で立花被告は置かれている状況を悲観してないようだ。
「NHKへの威力業務妨害などで懲役2年6月、執行猶予4年の身。執行猶予が満了する来年3月までに今回の事件で有罪判決が確定すれば執行猶予が取り消される可能性がある。〝弁当切り〟のために公判はできるだけ引き延ばしたい思惑がある」(永田町関係者)
最高裁での判決確定までを逆算すれば、執行猶予期間の満了はほぼ確実な情勢となっている。
そんな中で「尼崎で選挙に出る」と出馬意向を示していることが分かった。かねて来年4月の兵庫県議選への出馬構想を明かしていたが、選挙区を尼崎市に絞り込んだ。
今月5日付で福永活也弁護士に宛てた手紙では「次の選挙では絶対に当選したい気持ちが高くなった。県議選に尼崎市選挙区からNHK党公認で立候補します」「NHK問題でまだまだ活動したい。れいわ新選組がなくなり、真の弱者救済政党が必要」などと記されていたという。
県議選までに保釈されなければ、拘置所からの〝獄中出馬〟となる。前出の黒川氏も勾留中に都知事選に出馬していた。
10月には立花被告がナタで襲撃された殺人未遂事件の公判に被害者参加制度を利用し、出廷する準備が進められている。今月15日に59歳の誕生日を拘置所の中で迎えるが、次なる一手を練っているようだ。












