元兵庫県議への名誉毀損罪で起訴された政治団体「NHK党」(休眠中)党首の立花孝志被告が逮捕されてから9日で半年となる。神戸拘置所で勾留が続き、いまだ初公判や保釈のメドは立っていない。

 立花被告は昨年11月9日に元兵庫県議の竹内英明氏を中傷したとして、名誉毀損の疑いで兵庫県警に逮捕された。起訴後、保釈請求は却下され、昨年12月24日に県警本部の留置施設から神戸拘置所に移送された。

 堀江貴文氏はXに「聞くところによると本人は世の中の喧騒から離れてまあまあ快適らしいですが、制度としてはめちゃくちゃおかしいですよね。名誉毀損罪なんてほぼ罰金刑なんだけどね」と投稿した。

 起訴内容を争う場合は勾留が長引く傾向で、政治家では、つばさの党代表の黒川敦彦氏は約7か月(213日)、河井克行元法相は約8か月半(259日)、鈴木宗男参院議員は約1年3か月(437日)で、国会議員では戦後最長となった。人質司法はたびたび問題になり、立花被告のケースでも法曹関係者を中心に批判の声が出始めているが、本人はどこ吹く風だという。

 弁護士以外とは接見できない状態ではあるが、支援者や関係者を通じ、スポーツ紙や週刊誌、雑誌、小説や漫画などが差し入れられている。拘置所内ではラジオも流れており、情報は遮断されてはいない。これまでに200冊以上を読破しており、シャバに出ても〝浦島太郎〟とはならないようだ。

 また、接見した福永活也弁護士によれば、当初は体重が9キロ減少し、獄中ダイエットに成功したかのように見えたが、拘置所ではおやつが買えるとあって、リバウンドしてしまい、逮捕当時とさほど変わっていないという。

 置かれた状況について、立花被告は全く悲観していないようで、今では保釈請求も行っていない。初公判後に保釈が許可されるのが通例だが、関係者の間では一審判決が出るまで年単位の長期勾留となるケースも想定され始めている。