京都府南丹市の小学生・安達結希さん(11)の遺体が遺棄された事件で、死体遺棄容疑で逮捕された養父・安達優季容疑者(37)が遺体を移動させていたことに衝撃が広がっている。一時期遺体を置いていたという公衆トイレはどんなところだったのか。
結希さんの遺体が置かれていた場所の一つとされる公衆トイレは自宅から約2・6キロメートル離れた「るり渓自然公園」の近くにある。ここは大阪府と兵庫県との境に位置し、起伏の緩やかな山地にできた渓谷は1932年に国の名勝に指定されている。紅葉の名所としても有名な観光地だ。
警察は18日に公衆トイレ周辺を捜索していた。自宅と容疑者の勤務先の間にあるといい、土地勘はあったと思われる。公衆トイレの男子トイレは個室と小便器、用具入れからなるごく一般的なもの。女子トイレ、多目的トイレも特別なところはない。遺体が置かれていたのがトイレの中なのか、トイレの建物周辺なのかは分かっていない。
観光地にあるということは利用者が多いのか。地元男性は「昔、観光地として開発されたばかりのころはにぎわっていた。今はみんな、あそこ(公衆トイレのある駐車場)で止まらない。頂上にるり渓温泉って施設があるので、みんなそこに行くから。道が舗装されて中途半端だからハイキングの人も行かないと思う」と話した。
必ずしも利用者が多い場所ではなかったという。さらに、「(結希さんが行方不明になったころは)寒くて山に葉も花もなくて観光シーズンでもなかったし、暑い時期にバイカーが行くことはあっても、寒い時期に行く人はいないと思いますね」(同)。
普段からひと気はないが、駐車場が隣接しており、車でアクセスしやすい場所ではあった。こうした事情を容疑者は理解していたから、遺体置き場として公衆トイレ周辺を選んだのかもしれない。
京都府警は20日、容疑者が「トイレに遺棄した」と言ったのか問われると「差し控える」と回答。容疑者の現在の様子について、取り乱す様子もなく、落ち着いて取り調べを受けているのかと聞かれると肯定した。
遺体を動かしたり、靴やランリュックが見つかりやすいところにあったりと、バレたいのかバレたくないのかはっきりしない。地元関係者も「最後は焦っていたんですかね」と首をかしげるばかりだ。













