カナダの女性がケガしたカラスを助けたところ、〝お礼の贈り物〟が届けられ続けているという。カナダメディア「CTVニュース」が先日、報じた。

 カナダのブリティッシュコロンビア州在住のリア・ウィルソンさんが先日、近所の家の1軒に数十羽のカラスが急降下したり旋回したりしているのに気づいた。調べてみると、屋根の雨どいにカラスが挟まって、動けなくなっているのを発見したという。

 ウィルソンさんは「本当に胸が痛みました。そして、自分が何とかしなければならないと思ったんです」と回想。

 数ブロック先に消防車が停まっているのに気づき、消防士たちに助けを求めるため急いで駆け寄った。消防士たちは快く引き受けてくれ、ハシゴを伸ばしてカラスを救出した。

リアさんが助けたカラス(CTVニュースのユーチューブチャンネルから)
リアさんが助けたカラス(CTVニュースのユーチューブチャンネルから)

 その後、ウィルソンさんは、ケガしたカラスを野生動物リハビリセンターへ車で運んだ。その車中で、カラスの間に特別なつながりが生まれたという。

「その子は私の指をぎゅっとつかんで離さなかったんです。人生が変わるような出来事でした」

 数日後、センターから、カラスが野生へ戻されたことを聞かされた。

 ウィルソンさんは「犬と散歩していたんです。すると、1羽のカラスが飛んできて、私の足元に羽根でできた美しい束を落としていったんです。偶然とは思えませんでした。『わあ! このカラス、お礼のプレゼントをくれたんだ』と思いました」と語る。

 それ以来、カラスたちはウィルソンさんのために6個以上もの品物を残していった。木の枝やコケの玉、小鳥の巣などさまざまだ。

カラスからの贈り物(CTVニュースのユーチューブチャンネルから)
カラスからの贈り物(CTVニュースのユーチューブチャンネルから)

 今ではウィルソンさんと愛犬が散歩に出るたびに、カラスたちが近くを旋回。その中にはもちろん助けたカラスもいる。リハビリ後、脚に金属製の標識リングを付けられていたため、すぐに見分けがつくのだという。

 ウィルソンさんは「人々が力を合わせられる可能性はたくさんあります。そして、本当に素晴らしいことが起こるのです」と話している。