米ニューメキシコ州で、巨大なクマが電柱の上に取り残されている驚きの映像がネット上で拡散し、多くの人々が「まさかこんな場所に」と目を疑っている。米紙ニューヨーク・ポストが22日報じた。

 動画はX(旧ツイッター)に投稿され、米内務省が22日に再投稿した。内務省は「米国のエネルギー支配への熱意はありがたいですが、私たちが意味していたのはこういうことではありません」とユーモアを交えたコメントを記した。

 本物であることが確認された映像には、20日、ニューメキシコ州グラッドストーンの農村地帯で、クマが送電柱の横木に前脚でしがみつき、後ろ脚をぶら下げたまま荒い息をついている様子が映っている。

 撮影者は911に通報し、「電柱の上にクマがいます」と通報した。オペレーターは、すでに同様の通報を受けていたとして、「すでに州の狩猟・漁業当局には連絡していますが、現時点では対応できることはないと言われています」と説明した。

 さらにオペレーターは、野生動物の専門家がクマを麻酔で眠らせた場合、高所から転落して命を落とす危険があるため、救助は極めて難しい状況だと話した。

 しかし、その後クマは命を落とした。ニューメキシコ州魚類野生生物局はニューヨーク・ポストに対し、「地元当局が救助に全力を尽くしたものの、救出できる前にクマは感電し、死亡した」と説明している。

 野生動物の専門家によると、人や車などに驚いたクマが高い木に登るのと同じ感覚で電柱を登った可能性を指摘している。