コロラド州ロッキー山脈に逃げ込んだ愛犬ロッキーが43日後に救出され、ニュージャージー州の飼い主と再会した。米メディア「NJドットコム」が先日、報じた。

 ニュージャージー出身のスティーブン・マーさんは、カリフォルニア州へ引っ越す途中の12月28日、コロラド州モンテズマに立ち寄り、スキーを楽しむことにした。

 愛犬ロッキーをペットシッターに預けてからわずか数分後、ロッキーは驚いて逃げ出し、険しい山中へ逃げ込んでしまった。

 マーさんとパートナーのケイトさんは、標高約3000メートルの急峻な山々に囲まれた地域で、吹雪の中、必死にロッキーを捜索したが見つからなかった。マーさんは非営利団体「サミット・ロスト・ペット・レスキュー」に連絡した。

 同団体は翌日から活動を開始。トレイルカメラや〝匂いステーション(飼い主の衣服や犬用ベッドを置き、ペットを引き寄せる装置)〟を設置したほか、メールやSNSで情報を拡散した。

 3日間の捜索の末、チームは初めてカメラでロッキーの姿を捉え、生存が確認され希望が湧いた。しかし、その後40日間、姿は確認されなかった。

 2月9日、突破口が開かれた。住民宅の防犯カメラに、ロッキーが映っていたのだ。

 同団体はすぐに、マーさんの衣服で匂いの道を作り、罠を設置した。3時間後、ロッキーは罠の中に入り毛布の上で眠ったが、扉を閉める装置は作動しなかった。そのため、〝野生モード〟にあったロッキーは、人の姿を見ると再び山へ逃げ込んだ。

 再び戻ってくると確信した同団体は、罠にピーナッツバターを塗り直した。数時間後、ロッキーは戻り、無事確保された。

 体重は22キロから12キロへとほぼ半減していたが、健康状態は良好だった。獣医師が診察し、その後、回復のため、アニマルコントロール&シェルターに預けられた。

 2月13日、マーさんとロッキーは感動の再会を果たした。マーさんは「ロッキーに会い、彼が私に会えてあんなに喜んでいる姿を見て、本当に胸がいっぱいになりました」と話した。

 その後、マーさんはロッキーをカリフォルニアへ連れて行き、ロッキーは新しい家にすぐに順応した。