日本共産党の小池晃書記局長は13日、国会内で会見。皇族数の確保を盛り込んだ皇室典範改正案について言及した。

 10日に衆院本会議で可決された皇室典範改正案は参議院での議論がスタートする。

 冒頭、小池氏は「私たちとしては、この法案(皇室典範改正案)の最大の問題は、男系男子での継承に固執し、これをさらに強化するということにある」と指摘。その理由について「いままで禁じてきた養子縁組まで行って、その子が男子であれば皇位継承権も認めると。一方、女性はどんな手だてを取ってでも天皇にはしないと、これはある意味で不当な扱いというしかないんですが、こういったことが日本社会における女性差別を助長するというところに重大な問題があるということを私たちは主張したいと思います」と述べた。

 参議院ではこの日、皇室典範改正案の理事懇談会が行われた。自民党からは15日に木原稔官房長官が趣旨説明をしたあとに質疑を行う提案があったという。

「全体としては質疑が180分で、そのほか(与野党各党による)20分程度の意見表明の場を作って採決する。衆議院では3時間だったけれど、自民党の説明は4時間30分コースの時間配分を野党に保証する、自民党の質疑時間を減らしてこういう数字になりましたと。ちなみにわが党は12分。立憲が43分、国民民主が21分、公明党22分、維新15分です」と説明した。

「立憲からは(与野党の)筆頭間で話をしたということで『十分ではないと思うが、了承』という発言があった。私のほうは『これは断じて了解できない』と。衆議院でわずか3時間の質疑で採決をした、このことに国民的には強い反発がある。参議院においては地方公聴会、それから憲法学者も含めた参考人質疑が当然必要ではないかと。採決というのは到底、私は了承できないというふうに言いました。それを受けて立憲からは『採決については合意はしていない』という発言がありまして、それは議論を踏まえたうえで判断したいと思いますので、自民党もそういう立場で臨んでほしいという発言があった。自民党からは『それを受け止めます。質疑後に検討しましょう』という経緯がありました」と理事懇談会の中身を明かした。

 小池氏は「十分な質疑を行うのは立法府として最低限の責任ではないかなと思います。私たちとしてこの日(15日)で終わりとせず、引き続き質疑続行を求めていくというふうに思っています」と熟議を求めた。