米国防総省は7月10日、機密解除された「UFOファイル」を追加公開した。5月8日、5月22日、6月12日の公開に続き、第4弾となる。国防総省は11日、「今回の公開で終わりではない」と表明し、政府の透明性向上政策の下で、追加のファイルがすでに公開準備段階に入っていることを明らかにした。米メディア「ニュースマックス」が11日、報じた。
今回の公開分には40件のファイルが含まれている。内訳は文書14件、動画19本、音声4本、画像3点で、国防総省、NASA、CIA、FBI、エネルギー省が保有していたもの。
今回公開された資料の中でも特に注目されるのは、2019年に米国東部上空で発生した遭遇事案に関する軍パイロットの証言だ。
パイロットは報告書で「空軍と海軍で28年間飛行任務に就いてきたが、それまで見たことがない飛行特性を持つ物体を目撃した」と記している。この物体は高速で飛行する長方形の物体で、複数の経験豊富な要員も正体を特定できなかったという。
また別の報告書では、2015年、テキサス州アマリロ近郊にあるパンテックス核兵器施設上空で発生した事案が紹介されている。警備員らは、目に見える推進装置を持たず、音もなく飛行する未確認物体を追跡したが、その物体はやがて視界から消えたとしている。
今回の公開資料には、大西洋、西太平洋、中東上空で撮影された赤外線動画も含まれている。動画の一つでは、2025年、中国と朝鮮半島に近い黄海上空で、軍の分析担当者が「六芒星(六角形の星)のように見えるコントラスト領域」と表現した現象が映っている。
他に2020年に大西洋上空で目撃されたクラゲのような形状の物体についての資料も含まれている。調査担当者は「大型の風船に似ている」と評価したものの、最終的な特定には至らなかった。
公開された資料は数十年前までさかのぼるものもある。その中には、1949年にニューメキシコ州ロスアラモスで開かれた会議の議事録も含まれており、マンハッタン計画に携わった科学者たちが、核研究施設の上空で繰り返し目撃された「グリーン・ファイアボール(緑色火球)」について議論していた記録が収録されている。
もっとも、今回のファイルには、NHI(ノン・ヒューマン・インテリジェンス=非人間的知性)の証拠はなかった。













