米空軍のF―16戦闘機が2023年2月12日、ミシガン州のヒューロン湖上空6000メートルに現れた〝UFO〟をミサイルで撃墜したとされる件で意外な真相が明らかになった。この時の動画は、国防総省が5月22日に公開した「UFOファイル」第2弾で公開されたばかりで、これまで機密扱いされてきた。当時は中国の偵察気球と言われていたが、ただのボーイスカウトの気球だったのだ。米紙ニューヨーク・ポストが6日、報じた。
UFOファイルには「2023年2月12日、米空軍州兵所属のF―16C戦闘機がヒューロン湖上空でUAPを迎撃し、所定の兵器システムを使用して撃墜した」という説明がある。
46秒の映像には、戦闘機の照準器に捉えられた黒い球体が映っている。球体にはひも状のものが垂れ下がっており、数秒後に爆発して四散する様子が確認できる。
国防総省傘下でUFOを含むUAP(未確認異常現象)を一元管理する全領域異常解決局(AARO)の元局長ショーン・カークパトリック氏によると、この物体はボーイスカウト隊が所有する気球だったという。
カークパトリック氏は先日の会議で「その気球はわれわれが撃墜するまでに地球を8周していた。そして私たちは50万ドル(約7950万円)のミサイルでそれを撃ち落とした。私がその件を議会で説明した時の反応は想像に難くないだろう」と明かした。
同氏によれば、この気球は現在も詳細が公表されていない研究プロジェクトの一環だったという。
2023年1月下旬から、中国の偵察気球とされるものが米国やカナダの上空を飛行していた。同年2月4日にサウスカロライナ州で米軍の戦闘機が撃墜した。この気球は、2020年6月に宮城県上空で確認された白く丸い飛行物体とそっくりなものだった。
2023年2月12日に撃墜されたボーイスカウトの気球は八角形で、それらの気球とは形状が違っていたが、当時は中国の偵察気球騒動としてひとくくりにされていた。
ほかにもUFOと勘違いして別のものを撃墜したケースがあるといい、UFOファイルの精査が必要だ。












