「宮崎麗果」名義でインフルエンサーとして活動し、約1億5700万円を脱税したとして法人税法違反などの罪に問われていた広告代理業「Solarie(ソラリエ)」代表の黒木麗香被告(38)の判決公判が15日、東京地裁で開かれた。東京地裁は懲役2年6月執行猶予4年(求刑も同じ)、同社に罰金4000万円の有罪判決を言い渡した。
黒木被告は夫で元「EXILE」のメンバーの黒木啓司氏と2021年に結婚。「日本一のインフルエンサー」を自称し、SNSで高級車やブランドバッグを並べたセレブ生活を投稿していた。
脱税で不正に得たお金はブランド品の購入に当てたとみられており、セレブ投稿の裏で脱税行為を行っていたワケだ。起訴状などによると黒木被告は「納税額を減らす方法はないか」と、今回の事件をめぐり脱税をほう助したとして逮捕されたA被告に相談。A被告に紹介されたB被告(脱税ほう助で逮捕)の会社に架空の業務委託費を計上する手口で法人税と消費税約1億5700万円を脱税したとされる。黒木被告は「間違いありません」と起訴内容を認めていた。
東京地裁は「動機は身勝手で責任は重い」と指摘し、懲役2年6月執行猶予4年判決を言い渡した。脱税の実刑判決の相場は1億円と言われており、SNS上では「司法は甘い」「手口も悪質なのに」と疑問の声も上がった。
これに紀藤正樹弁護士は「脱税部分の税金を払わなければ確実に実刑。判決理由に『被告は修正申告を行っている』とあるので、脱税分の税金を払ったんだと思います。それに延滞税等が付いてくるので、未納の税金の倍以上を払ったのではないでしょうか。ギリギリ執行猶予という事案です」と見解を述べた。
影響力のある黒木被告だけに〝1億円脱税しても実刑にならない〟という間違った情報が広まらなければいいが――。











