大阪・読売テレビの松田陽三社長が15日、同局で行われた社長会見で、人気番組「鳥人間コンテスト」設営中に作業員が事故死した件について説明した。
同コンテストは、自ら作った人力飛行機で対空距離や飛行時間を競う競技大会。読売テレビが1977年から滋賀・琵琶湖を舞台に開催してきた。48回目を迎える今年は7月25日と26日に予定されている。
事故は今月6日午前9時ごろ、陸から約180メートル離れた「鳥人間コンテスト」で使用される滑走路のやぐらで発生。男性は高さ約11メートルのやぐらの組み立て作業にあたっていたところ湖に落ち、その後搬送先の病院で死亡が確認された。
会場設営は、同局がイベント施設の設営会社に業務委託し、そこから建設会社に業務委託され、建設会社の作業員が作業する流れだったという。
松田社長は「骨組みは完成していて、最上部に床板を張る作業をする日でした。高所の作業ですので(建設会社がお願いした)専門の高所作業のベテランの方に仕事に就いていただいた。2人1組で作業することになっておりまして、やぐらのプラットホームに登ったんですが、1人が忘れ物をして下に戻って、上に上がったら相棒の人が見当たらない。下を見たら転落していた事故でした」と話した。
警察で行われた死亡解剖の結果は「外傷性ショック死。どこかに体を強くぶつけて、お亡くなりになりました」とした。
これまでにも競技中にプラットホームから11メートル下の水面に落ちることはあったが、大けがをすることはなかったという。労働基準監督署の検査も入った。
「工事の安全性がちゃんと確保されていたか、工事の手順は問題なかったかを調べて、労働基準監督署からは工事の再開の許可もおりております」
現在は、大会本番に向けて関係各所に協力を依頼し、安全策をまとめている。
「競技を止めるべきだという意見はない」という。












