ヘンリー王子は6日から5日間の英国訪問に際し、妻のメーガン妃と2人の子供、アーチー王子とリリベット王女を同伴しないことを先週末に発表したが、王室ファンは「正しい判断」と受け止めているようだ。英紙エクスプレスが6日、報じた。

 この土壇場での決定は、ロンドン滞在中に税金で賄われる警察による警護を正式に申請したところ、英国当局に却下されたことを受けてのものだった。当初、一家は全員で訪問する予定で、子供たちにとってはヘンリー王子の故郷への4年ぶりの訪問となるはずだったが、重大な安全上の懸念から、王子は計画を縮小した。

 ヘンリー王子とメーガン妃が2020年に王室の公務から退いて以来、自動的に提供されていた公費による英国警察の警護は撤廃された。現在、彼らの警備は王室・要人執行委員会(RAVEC)によって個別に審査されており、今回のロンドン訪問における武装警察の護衛要請は却下された。

 チャールズ国王は、ヘンリー王子夫妻にバッキンガム宮殿など安全が確保された非公開の王室邸宅での宿泊を申し出たとされている。宮殿自体は安全だと考えられていたものの、ヘンリー王子の代理人はこれを適切な措置とは認めず「危険は場所ではなく、人に伴うものだ」と主張していた。

 また代理人は、王室一家が公務のために王室の敷地外に出た瞬間、十分な警護を受けられなくなるとも強調した。ヘンリー王子は一連の慈善活動を行うため、6日に単身ロンドンに到着する予定だ。

 一家はロンドンへの訪問を完全に否定しているものの、広報担当者は英国の他の地域への訪問の可能性は完全に否定していないと明言した。メーガン妃と子供たちが、週の後半に私設の国際警備チームの警護の下、バーミンガムへ直行する可能性もわずかながらに残っているという。王子は2027年にバーミンガムで開催されるインヴィクタス・ゲームズのプロモーションのため、9日と10日に同地で予定されている公務を控えている。

 巨大掲示板「Reddit(レディット)でこの件について意見を表明した多くのファンは王子の決断を支持し「正しいことをした」と述べた。

 あるファンは「素晴らしいニュースだ。ヘンリーは家族にとって正しい選択をした」と述べ、別のファンもは「うん、本当に安心したよ」と同意した。他にも「全く同感です。これは彼の家族にとって正しい選択です」、
「この決定にとても満足しています。ヘンリー王子が、インビクタス・ゲームや選手たちを支えたいと思っていても、家族を危険にさらすようなことは決してしないだろうということは、誰もが分かっていたと思います」などの肯定的な意見が相次いだ。

 情報筋によると、チャールズ国王はヘンリー王子と比較的友好的な関係を維持しており、定期的に連絡を取り合っているものの、国王は政府が設置したRAVECの決定に個人的に介入しないという姿勢を崩していないという。