北中米W杯1次リーグA組で3位に終わった韓国代表が28日、他組の結果を受けて1次リーグ敗退が決定した。洪明甫(ホン・ミョンボ)監督に対する誹謗中傷が激化しており〝襲撃予告〟まで出てきたことで警察が捜査を開始したことが明らかになった。

 まさかの1次リーグ敗退を喫したことで、韓国では代表チームに対する批判が爆発しており、特に洪監督に向けては批判を通り越して誹謗中傷が深刻化している。

 そして物騒な事態にまで発展している。韓国メディア「ウィキツリー」は「ホン・ミョンボ監督に向けて『殺害脅迫』まで…状況が深刻だ」と報道。「ホン監督をめぐるオンラインの非難世論が激化する中、一部のコミュニティーでは殺害脅迫性ポストと合成イメージまで登場した」と伝えた。

 続けて詳細をこう説明する。「28日、いくつかのオンラインコミュニティーにはホン監督を狙った極端な表現が盛り込まれた文が掲示された。ある投稿はタイトルから刺激的な表現を使用し、作成者が自分を41歳でアメリカ国籍者だと紹介した後、ホン監督の帰国時に仁川国際空港で探して危害を加えるという趣旨の内容を記し、物議を醸した。当該投稿は具体的な場所や時期に言及し、直接的な脅迫をほのめかしていたため、利用者間でも通報や削除要請が相次いだという」と具体的な襲撃予告が出て事件化した。

「警察はオンライン上で確認される殺害予告性のある投稿に対して脅迫容疑の適用を含め、作成者の追跡に着手したことが分かった。捜査当局は実際の仁川国際空港など主要動線で突発した状況が発生する可能性を排除せずに関連動向を鋭意注視しており、類似投稿についても継続的にモニタリングを強化している。オンライン空間での発言が実際の犯罪につながる可能性に備えてあらかじめ対応に乗り出す方針だ」と洪監督の安全を確保するため、帰国時に厳戒態勢を敷く方針を固めた。

 同メディアは「ホン・ミョンボ監督率いるサッカー代表チームは30日午前、仁川国際空港に帰国する。韓国サッカー協会は28日、今回の代表チームの帰国日程と移動方式などを公式に明らかにした。協会によると、ホン監督と共に8人の選手はメキシコのグアダラハラを出発して米国を経由した後、韓国に戻る日程だ。選手団はフライトで移動し、帰国の過程で別途の公式日程や公開行事は行われない」と韓国代表本隊のスケジュールを伝えた。

 危険が高まる状況を踏まえて、韓国協会は異例の対応を取る。「サッカー協会は今回の帰国と関連して『帰国行事はない』と明らかにした。一般的に代表チームが国際大会日程を終えて帰国する場合、仁川国際空港で簡単な歓迎行事や取材陣の質疑応答などが行われるが、今回はそのような手続きは省略される」と帰国時の対応が一切が行われないことになった。

 韓国代表にとっては、洪監督の身の安全の確保がまずは最優先事項となりそうだ。