元参院議員のガーシー(東谷義和=54)が3年後に再度、政界へ転身するプランを表明した。日本のどこに理想郷を作るのかが注目されている。

 ガーシーに1年間密着した報道検証ドキュメンタリー番組「改めて、取材しました。」(ABEMAとテレビ朝日報道局の共同プロジェクト)が4日、ABEMAで放送された。

 2022年に暴露系YouTuberとして、芸能界から政財界まで震撼させ、参院選に当選するも登院しなかったことで翌年に除名された。その後、綾野剛らへの名誉毀損容疑などで逮捕され、2024年に懲役3年、執行猶予5年が確定していた。番組では「暴露は良くない。因果応報で自分に返ってくる」とSNSで活気づいている暴露合戦の流れにクギを刺した。

 現在はマルチな才能と多彩な人脈を生かし、焼き肉屋、ラーメン屋、カフェ、全国に5軒のバーを展開している。ほかにも不動産、アパレル、ライバー事務所、オンラインサロンなどを手掛け、「関わっている事業は13から14くらい」と大成功を収めている。

 メインの職業は「落語家」と胸を張り、高座名「東笑亭ガーシー」として、各地で寄席を開いている。落語家の道は師匠と仰ぐ島田紳助さんからの助言だ。「一番稼げていない事業ですけど、落語をやっているからこそ、まともでいられる。落語をやり続けることが自信につながっている。頑張ることに道を踏み外さない枷(かせ)がある。それも含めて、紳助さんが僕に指示したのかな」と目を細めた。

 一方で、執行猶予が満了する3年後には実業から引退するという。「紳助さんがよく『健康、お金、仲間』。これがないと年をとっても楽しくない。(引退後は)自分の街、村をつくりたい。町おこししようと思っています」と57歳でリタイアして、市長選や町長選などの首長選挙に出馬するというのだ。

 かねてガーシーはエンターテインメントや日常を同じ空間で共有できるコミュニティーづくりを訴え、ドバイ滞在時は日本人街「ネオトーキョー」構想を披露すれば、オンラインサロン「ガーシーといっしょ」も同様のコンセプトで、SNS上だけでなく、オフ会などでリアルなコミュニティーとなっている。

 理想郷には多彩な人脈から億万長者の経営者を移住させ「法人税をしっかりいただいて町おこしをする」と青写真を描いている。今回のABEMA出演で、地上波への出演にも前進。今後、お茶の間で目にする機会も多くなってきそうだ。