ヘンリー王子は6日に英国に到着する予定だが、妻のメーガン妃と2人の子供を連れてロンドンに行くのは安全ではないと判断したため、単独での訪問となった。チャールズ国王は孫のアーチー王子とリリベット王女との面会を楽しみにしていたが、王子の劇的な方針転換により、希望を打ち砕かれてしまったという。英紙ミラーが5日、報じた。

 国王は、ヘンリー王子とメーガン妃が英国に住んでいた時期にアーチー王子に数回会っただけで、リリベット王女には2022年の夏に一度会っただけだった。 

 ヘンリー王子とメーガン妃は先月末、英国での日程を発表した。その中には、ロンドンとバーミンガムでの様々な共同公務や会合への参加も含まれていた。そのわずか24時間後、夫妻は内務省から、今回の訪問に対する税金で賄われる警備の対象にはならないとの通知を受け、意に反しながらも計画を変更せざるを得なくなった。

 王室関係者は、ヘンリー王子夫妻の訪問計画を巡る騒動を「うんざりする」と評する一方で、国王は来週毎日予定されている様々な公務や非公式会合の計画を変更していないことを確認した。

 宮殿関係者によるとヘンリー王子が旅行計画を伝えなかったことや、バッキンガム宮殿への滞在招待に返事をしなかったことにも不満があったという。

 別の宮殿関係者によると、直前の変更により、ヘンリー王子が国王と息子との面会をアレンジするのは「非常に困難」になったという。

 ある王室関係者はこう語った。「この一件は実にうんざりするほど面倒なことになっており、公爵の到着予定時刻まで24時間を切った今も解決していません。国王は公務を非常に真剣に受け止めており、土壇場で予定を変更することはありません」。

 ヘンリー王子は以前、バッキンガム宮殿の宿泊を、安全面で不安があるとして断ったことがある。ヘンリー王子夫妻の私設警備チームが委託した報告書によると、ヘンリー王子は6件のテロ計画の標的となっており、そのうち5件は英国発の計画だったという。

 ITNニュースが公表したリスク評価報告書には、アルカイダが彼の暗殺を呼びかける文書を含む、数十件の脅威が記載されていた。この報告書は、内務省が費用を負担する警察警護を受ける上級政治家や王族を決定する王室・要人執行委員会(RAVEC)に送付されていた。

 ヘンリー王子夫妻は先週、ポルトガルの別荘で過ごしたとみられており、一方、ヘンリー王子の私設警備チームは、王子が国内を移動するための計画を練り続けているという。