ヘンリー王子が6日から英国を訪問するにあたり、バッキンガム宮殿とヘンリー王子の間で混乱したやり取りが続いたため、訪問前から滞在計画は暗礁に乗り上げる結末となった。王室専門家は一連の騒動はヘンリー王子にとって「大打撃」になったと指摘している。英紙エクスプレスが7日、報じた

 6日朝にはヘンリー王子がインヴィクタス・ゲームズ開催1年前のイベントに出席するためロンドンに滞在することから、バッキンガム宮殿を拠点とするという申し出を受け入れたと報じられたが、この主張はすぐに王室側から否定された。ヘンリー王子夫妻からの返答が遅すぎたことが明らかになり、その結果、王室は宮殿を手配ができないと発表した。

 宮殿関係者とヘンリー王子夫妻の広報担当者からの矛盾する報告を踏まえ、ベストセラー王室作家のロバート・ジョブソン氏は、この一連の騒動はヘンリー王子にとって「大打撃」となったと明言している。

「この一進一退の攻防が彼に大きな代償を払わせた。帰郷は膠着状態に陥り、新聞で大きく報じられた。そして、この騒動はヘンリーに付きまとい、彼の父親には決して責任が及ばない」とジョブソン氏は語った。

 同氏はさらに「回を重ねるごとに(ヘンリー王子への)好意はますます失われていく。もはや燃え尽きる余地はほとんど残っていない。メーガン妃は復帰すべきなのだろうか? 今は復帰するつもりはない。後日、予告なしに、ロンドンから遠く離れた、小さくて暖かい場所になるだろう」とも指摘した。

「ロンドン郊外、バーミンガム。ダイアナ妃が眠るアルソープ。国王と孫たちが私有地で。カメラなし。前夜にスケジュールがデスクに漏洩することもない。チャールズはそれを望んでいる。警護を要請することはできないが、土地を提供することはできる。アドバイスは簡単だ。紙面での争いは止めろ。子供たちを巻き込むな。静かな写真1枚は、百回の記者会見に勝る」とジョブソン氏は今回の騒動を明確に一喝した。

 宮殿側がヘンリー王子が滞在することを否定した後、王子の広報担当者は激しい論調の声明で反論し、宮殿滞在の申し出は「撤回された」と主張している。

 ヘンリー王子の広報担当者は「7日に行われるアソシエイテッド・ニューズペーパーズ・リミテッド社と裁判を理由に、今回の申し出が撤回されたことは残念です。しかし、バッキンガム宮殿は2日からこの裁判を認識していました。正式に宿泊の申し出を受け入れたにもかかわらず、なぜ土壇場で撤回されたのかは不明です」と主張した。バッキンガム宮殿が、国王がこの件に巻き込まれるのは適切ではないと判断した結果だった。

 この宿泊をめぐる混乱は、ヘンリー王子が妻のメーガン妃と夫妻の2人の子供、アーチー王子とリリベット王女を伴わず、単独で英国へ訪問するという週末の報道に続くものだ。起きる必要のない騒動が炎上してしまった格好だ。