ヘンリー王子が6日、単独で英ロンドンに到着した。しかし、到着直前にバッキンガム宮殿への滞在許可が急きょ撤回され、チャールズ国王の忍耐は限界に達したという。英紙サンが7日、報じた。

 ヘンリー王子は4日の朝、バッキンガム宮殿滞在の招待を断ったものの、わずか数時間後に考えを変えたと言われている。宮殿に滞在しようとする混乱した行動に、王室関係者は「国王の忍耐は限界に達した」と語っており、滞在許可は撤回された。

 王室関係者は「国王は耐え難いほどの試練にさらされていた」と明かしており、ヘンリー王子の態度の転換は期限とされた7月3日が過ぎた後に起こり、1か月にわたる優柔不断さのために、彼の滞在に必要な宮殿のスタッフが他の場所に配置されてしまったという。

 そのため6日夜英国に到着したとみられるヘンリー王子は、民間の宿泊施設に滞在する予定だ。

 王室関係者は「チャールズ国王は愛情深い父親、そして祖父でありたいと願っているが、それは耐え難いほどの試練にさらされていた。彼は人に言いなりになることを嫌うし、絶え間ない混乱状態に甘んじることも望んでいない」と指摘している。

 一方、ヘンリー王子に近い関係者の間では、宮殿への招待が本物だったのかどうかさえ疑問視する声が上がっている。

 ヘンリー王子は、7日にデーリー・メール紙などを発行するアソシエイテッド・ニューズペーパーズ・リミテッド(ANL)社に対する訴訟の結果が明らかになった後、声明を発表する予定であるとも伝えられている。

 関係者によると、これは事態をさらに複雑化させ、国王の憲法上の地位が損なわれるような印象を与えることは許されなかったという。

 ヘンリー王子は7日にロンドンとバーミンガムを訪れて、自身が主催するインヴィクタス・ゲームズのプロモーションを行う予定だ。

 チャールズ国王は、ヘンリー王子夫妻が英国滞在の意向を28日前に通知した後、数週間前にヘンリー王子にバッキンガム宮殿の使用を許可していた。

 王室関係者によると、ヘンリー王子は滞在条件が不適切だと不満を漏らしていたという一方、ヘンリー王子夫妻の側近は、最終的には宮殿への滞在招待を受け入れるだろうと主張していた。

 ヘンリー王子は4日の朝、正式にこの申し出を拒否した。ほぼ同時刻に、メーガン妃と子供たちは同行しないことが明らかになった。王子は安全上の理由を挙げている。

 しかし数時間後、ヘンリー王子は考えを変えたようで、今週1晩だけ宮殿を使いたいと伝えた。
だが、宮殿に滞在するには、スタッフへの配慮として最低限の事前通知が必要であることは周知の事実であり、申し出は却下された。

 ヘンリー王子の広報担当者は、7日に予定されているANL社とのプライバシー侵害訴訟の判決を理由にオファーが撤回されたと主張。「王室側は7月2日の時点で判決の日程を認識していた。正式に受け入れたにもかかわらず、なぜ土壇場で撤回されたのか不明であり残念だ」との声明を出している。宿泊先を巡り溝は深まる一方となった。