政治ジャーナリストの青山和弘氏が7日、「上泉雄一のええなぁ」(大阪・MBSラジオ)に生出演し、政府が今国会での成立を目指す皇室典範改正案と議員定数削減法案について言及した。

 本国会は会期末まで2週間を切ったが、議員定数削減法案などをきっかけに与野党は激しく対立。審議がストップする状況が続いている。参議院は国会対策委員長同士が協議し、7日から正常化したが、衆議院は野党が「定数削減法案と副首都法案」を撤回しない限り審議に応じないというスタンスを崩していない。

 青山氏は「皇室典範改正は、やんなきゃねという思いは与野党で一応、一致している。ただ、2法案(定数削減と副首都)については、野党が『撤回してください』と言い、自民党は『撤回なんかするわけない。成立を目指す』と言っている。この対立構造は、誰かが何かを諦めない限りダメなんです」と解説。

 最大の焦点について「維新がこの2法案を諦めれば、(与野党の対立は)終わります。自民党内でもこの法案を通したい人はいませんから。ただ諦めるなんて(日本維新の会の)吉村(洋文)さんはしないと思います」と指摘した。

 この日の夕方にも高市早苗首相と吉村代表の党首会談が行われる。

 そのため「高市さんと吉村さんの間で、例えば『2つは無理だから、どっちかにしましょう』みたいな可能性はあると思います」とし、「その場合は、間違いなく副首都優先で定数が先送りされる」と推察。

 だが、定数削減法案が先送りされたとしても、撤回されなければ、野党が歩み寄るのは難しいのではないかと青山氏は言う。

「定数削減が、いかに野党の首を絞める法案か。試算すると参政党なんてほとんど比例で通ってますからね。議員が半分くらいになっちゃうんですよ。46議席減するだけでも」と語った。