高市早苗首相は6日に行われた参議院決算委員会に出席。昨年10月の自民党総裁選などで自身の陣営が他候補の中傷動画を作成したとする疑惑に関して答弁を行った。
6月22日の衆院予算委の集中審議で高市首相は、中傷動画問題をめぐって野党の質問に応じず自身の秘書の「陳述書」を提出する意向を示していたもの野党は猛反発。
この日の参院決算委員会では立憲民主党の羽田二郎参院議員が「いまの国会が不正常化してしまったひとつの要因として、国会の質疑に対する対応を陳述書で行うとした、この総理の姿勢というのがひとつ問題視されているととらえております」と指摘した。
「わが国は権力の暴走が起きないように、行政、立法、そして司法と三権が分立しているわけですけど、ただ議院内閣制ということで、どうしても最大会派の長が、国会の最大勢力が内閣総理大臣になるということで、行政のチェックを立法府ができない部分も出かねない。自ら国会での説明をするのではなく陳述書提出をお考えになった理由を簡潔にお答えください」と問うた。
高市首相は「秘書の陳述書を提出したい旨を申し出たのは、私自身が把握し理解していることでしたら、私がストレートにお答えをいたしますが、時系列や内容が違う、複数の週刊誌などの一部についてご通告をいただくたびにその都度、電話で説明を聞き取ってするということでは全体像が明きらかにならず、混乱を招くことになるという思いから、この間の事実内容は、陳述書で整理させていただきたいという希望を(衆議院)委員長にお伝えしました」と経過について説明した。
「限られた質疑時間のなかでていねいに詳細に答弁をしては『答弁が長い』とお叱りをいただきますし、逆に端的に概要のみ答弁してしまえば誤解を招く恐れもあることから、あらかじめ陳述書を提出して(与野党の)質疑者の方にも国民のみなさまにも、全体像をよんでいただくことで理解を深まると考えたものでした。陳述書を提出して国会での質問に対応しないという趣旨でないということだけは、ご理解していただきたいと存じます」と高市首相は釈明した。












