参院選(10日投開票)のラストサンデーとなった3日、東京・錦糸町駅前で行われたれいわ新選組の街頭演説会で、山本太郎代表(47)がスイムキャップにバスローブ姿の伝説キャラで登場するサプライズがあった。

〝れいわ甲子園〟と題し、野球の打順に見立てて、候補者が登場するスタイルの街頭演説会で、ブラスバンドとチアガールの応援が繰り広げられる中「1番、元祖放送禁止物体、ミスターX君」として紹介され、真っ黒のマント姿で一人の男が檀上に現れた。
 
 マントを脱いだ中の男は、ピンクのバスローブに黄色のスイムキャップをかぶった山本氏だ。

「天才・たけしの元気が出るテレビ」のダンス甲子園で、1990年に山本氏はメロリンQとして、体中にオイルを塗っての海パン一丁で奇抜なダンスを披露した。鮮烈な芸能界デビューを飾った伝説のキャラだが、その後、俳優、政治家へと転身していく中で、封印していたハズだった。

 指さしポーズでダンスを踊り出した山本氏。そのままバスローブを脱いで、〝完全体〟になるかと思いきや、「ここまでだよ! ここから先は総理になってからだよ! 自称16歳・メロリンQ、47歳・山本太郎への応援演説であります」と高校生の時の山本氏が令和の時代にタイムスリップした設定のようだ。

 メロリンQは「私は彼の気持ちが手に取るようにわかる。この国に生きる人々が経済的に安定しているのが崩壊すれば、自分一人が安泰だって意味がない。そう思って行動している。だから山本太郎を応援したい。おそらく山本太郎は16歳のメロリンQよりも常識がありません。さらに空気を読んでいません。そんな彼に頑張ってほしいと思う。どうかお力を貸してほしい」と訴えた。