先の衆院選で大敗を喫したれいわ新選組が崩壊寸前だ。秘書上納システム、幽霊秘書、セクハラ告発と疑惑のオンパレード。病気療養中の山本太郎代表や大石晃子共同代表は表に出てこないままで、このまま座して死を待つのか――。
昨年まで衆参で15人の国会議員を抱えていたれいわは衆院選で大石氏、幹事長の高井崇志氏が落選し、山本ジョージ氏が辛うじて比例復活しただけ。選挙直前に多発性骨髄腫の一歩手前と診断された山本氏は議員辞職しており、議員数は衆参で6人まで激減した。
追い打ちをかけるように内部情報が次々とリークされた。イスラエル訪問で衆院選の公認から外れ、離党した多ケ谷亮前衆院議員は、公設秘書を党から派遣された職員が務める上納システムがあったことを告発。地方選挙では、れいわ公認候補の落選が続き、来年に控えた統一地方選を前に地方議員からは不満の声が噴出。非公開で開かれた臨時総会も音声がネット流出する事態となった。
ゴタゴタは収まらない。前共同代表の櫛渕万里副幹事長には公設秘書に勤務実態がない幽霊秘書の疑惑が報じられ、先月30日に離党が発表された沖縄・浦添市議の下門あいか氏は「25年2月に行われた私の選挙期間中に党関係者よりセクシュアルハラスメントを受けました」と告発。高井氏は「党に申告はなく初めて知った。事実関係を調査したい」と話すにとどめた。
「選挙で惨敗したのに山本氏や大石氏が代表、共同代表のままで責任を取っていないことがもめている最大の要因です。特に大石氏への批判が多い。秘書の件はどの党でも似たような状況があって、摘発までには至らないとの見方ですが、金が動いていたらアウトで、捜査当局の動きが注目されています」(永田町関係者)
表舞台から消えた山本氏だが、役員会などではこれまでと変わらず陣頭指揮を執っている。流出した臨時総会の音声では山本氏が「社民党でいいじゃないですか。どうしてれいわなのか。一刻も早くれいわから離れるべき」と発言し、地方議員だけではなく支援者にも衝撃を与えた。
「れいわは基本的に去るものは追わずで、山本氏のトップダウンで大きくなった政党で、文句があるなら出て行ってくれというスタンス。意見や提言しても聞き入れられることはほとんどない。山本氏の現場復帰が見通せないなか、いったん落ちるところまで落ちても仕方がないという判断でしょう」(前同)
党勢を立て直せるか。












