物議だらけのれいわローテーションはどうするのか――。山本太郎代表が辞任、政界引退を表明したれいわ新選組はさらなる混乱、支持者離れにつながりかねない問題が起きている。
山本氏はスピード違反や健康状況を理由に代表辞任を発表した会見で、「山本体制はいったんリセットとなる。新代表の選出をもって、構成員資格が終了となる」と話し、新代表が選出される7月31日をもって、現執行部の退任を発表していた。
新体制への移行で、注目されているのが「れいわローテーション」の扱いだ。2023年に水道橋博士が参院議員を辞職した際に導入された党独自システムで、比例代表で当選した議員は1年ごとに辞職し、次点者が繰り上がるというものだ。ところが、1年後に大島九州男参院議員は出馬時に取り決めがなかったことを理由に辞職を拒否し、いきなり破綻した。
それでも山本氏はあきらめず、昨年の参院選では任期を1年から3年に延長し、特定枠での当選者にも適用する改・れいわローテーションが導入された。特定枠の伊勢崎賢司氏、木村英子氏、奥田芙美代氏の3人が当選し、3人は28年夏に議員辞職し、次点の岡本麻弥氏、ミサオ・レッドウルフ氏、蓮池透氏が繰り上がる段取りとなっていた。ところが、山本体制の終焉で、参院政策委員の岡本氏らは解任を通知されたものだから寝耳に水となった。
岡本氏はXに「世界残酷物語」「醜い。とにかく、醜い」と恨み節。ミサオ・レッドウルフ氏は、ローテーションを維持するか廃止するかは、まだ決定事項ではなく、新体制で判断されるとの見通しを示していた。
副幹事長の八幡愛元衆院議員は11日に配信されたYouTubeチャンネル「古谷経衡チャンネル」で、「ローテーションも自動的に消滅する。(山本)代表の権限で決めたことはいったん白紙になる」とローテーションは無効になるとの見解を示した。
「(選挙に)立ってくださって、応援した方がいる。私がその立場ならつらい。3年後に国会議員になると思って、『はい、なしです』とズコっとなる。候補者が納得する形で、根回しや丁寧な説明を考えなくてはいけなかった」と八幡氏は課題を残したともした。
れいわローテーションは憲法で定めた参院の任期制度に違反すると他党から批判され、論議の対象となったが、山本氏が強行した経緯がある。とはいえ、参院選の候補者と誓約書も交わした党の取り決め事項で、反故にすれば、今後の禍根となるのは必至。代表選では、れいわローテーションの扱いも争点の一つとなりそうだ。












