高市早苗首相は15日、およそ2か月ぶりとなる衆議院委員会室で行われた党首討論に出席。野党党首たちと激しい論戦を繰り広げた。

 中道改革連合の小川淳也代表は皇室数の確保を盛り込んだ皇室典範改正案、比例定数の削減をめぐる問題に関する高市首相の答弁に「ちょっと読みものを読まれていることは非常に残念です」ものを申す場面があった。

「事前に通告はしてますが、できるだけご自身の言葉で咀嚼(そしゃく)をして、ダイレクトにお答えいただきたい。党首討論ですので。予算委員会であれば100歩譲って、読み物を読むのも是としたいと思いますが、ぜひ、ライブ感のあるやり取りにご協力をいただきたい」と自身の手元に視線を落として要望した小川氏に対して委員会室が急にざわついた。

 続けて小川氏は昨年10月の自民党総裁選をめぐり、高市首相の陣営が他候補〝中傷動画〟を作成したとされる問題に触れ「内閣総理大臣としての資質に疑問符がつきかねない事態に立ち至っていると私は感じます」と厳しく追求した。

 これに高市首相が「ええまあ、ご自身もメモを見ておられましたので…」と反撃すると、委員会室が笑いと拍手に包まれた。

 さらに「私も内閣総理大臣としての答弁でございますから、ここはできるだけ正確にということでメモを用意してまいりました。ご通告ありがとうございました」と対応。「私の国会に対する姿勢ということですが、国会は国権の最高機関です。そこで首班指名をいただいて、私は内閣総理大臣を務めておりますから、国会からお呼びがあれば、ちゃんとこれまでの国会にきて答弁をいたしておりますし、答弁書も自分でしっかりペンを入れてですね、相当、私は懸命に誠実に答弁をいたしております」と反論した。

 小川氏は「私もメモに目を落としています。でも、読んではない、読んではない」と真顔で猛反論に出たが、委員会室は自民党議員たちの大きな笑いとともに「どう違うんだ」とヤジが飛んだ。