国防総省による「UFOファイル」の公開が続く中、トランプ大統領向けの「UFO情報開示演説」の草稿が準備されていると報じられた。米メディア「リベレーション・タイムズ」が21日、伝えた。
リベレーション・タイムズは複数の情報筋から、「一部のUFOは人類以外の起源を持つ」と認める内容の大統領演説草稿がすでに準備されているとの情報を得たという。
しかし、トランプ氏が実際にその演説を行うかどうかは誰にも分からない。歴代政権では、実際には起こらない可能性のある事態に備え、演説や声明の草稿を事前に用意することは珍しくない。そのため、草稿が存在するという事実だけで、演説の実施が最終決定されたことを意味するわけではない。
また、トランプ氏自身は、この問題に強い個人的関心を持っているわけではないとみられている。一方で、「歴史に名を残すこと」への強いこだわりを持つ大統領でもある。自らの政権を歴史に残る〝レガシー〟にしようと考えれば、無関心よりも自尊心の方が勝る可能性もある。
もし演説が実現すれば、ホワイトハウスは、その内容や意味を国民が理解し、受け入れられるよう導くという難題に直面することになる。
その役割を担う人物の一人として挙げられているのが、米人気テレビ司会者で心理学者として知られるフィル・マグロー博士だ。著名な司会者であり、トランプ氏の有力な支持者でもあるマグロー氏は、UFO情報開示がもたらす心理的・社会的影響を国民に説明する上で、政権にとって親しみやすい代弁者となり得る。
また、国民への説明役として検討されているのはマグロー氏だけではない。米ニュース専門局「ニュースネーション」の調査報道ジャーナリスト、ロス・コートハート氏は、政権内部関係者の話として、ホワイトハウスが宗教指導者らと協議し、「人類は宇宙で孤独ではない」という事実が確認された場合、国民がそれをどう受け止めるかについて助言を求めていると報じている。
さらに、国防総省のUFO調査組織「AATIP(先進航空宇宙脅威識別プログラム)」の元責任者ルイス・エリゾンド氏が、この問題を統括するホワイトハウスの高官に任命されるのではないかとの見方もある。もし任命されれば、同氏は政府の対応だけでなく、情報開示プロセス全体を主導する中心人物となる可能性がある。
最終的に、リベレーション・タイムズが「準備された」と把握している演説が実際に行われるかどうかは依然として誰にも分からない。しかし、ホワイトハウス、連邦政府機関、議会を巻き込みながら、情報開示に向けた体制は着実に整いつつある。












