元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が25日、関西テレビ「ドっとコネクト」に出演。福岡県議会の議長・副議長ポストに関する金銭授受疑惑を巡り、中尾正幸副議長が議員辞職したニュースにコメントした。

 福岡県議会の〝カツアゲ疑惑〟は吉松源昭議員が2020年の議長就任前に中尾氏から1000万円を要求され、自民党幹部らに総額2000万円以上をみかじめ料的に支払ったことを告発したことが発端となった。

 中尾氏は24日の会見で、「私はお金を受け取っていない。事実無根。金銭の授受は絶対にない」と話し、辞職はあくまで議会の混乱を招いたことに対する責任を取ったと強調。「議員を辞めても潔白を証明したい」と述べ、一般人となっても調査協力していく考えを示した。

 橋下氏は「中尾さんのこのやり方は、僕は政治家の身の潔白の示し方としては、ある意味王道だと思う。まず疑惑を受けたから辞める。で、事実については法廷で争う。これ法廷で白黒つきますから」とキッパリ。

 その理由について「というのは今、国会議員とかね、政治家が疑惑を受けたら、のらりくらりの説明で逃げちゃうわけでしょ。裁判やると負ける場合もあるわけ。でもそのリスクを負って、一応身分を捨てて、裁判で争うっていうんだったら、王道だと思う」と説明した。

 また具体例として、高市早苗首相の〝中傷動画疑惑〟を挙げ、「疑惑あるなしいろいろ議論になってるけれども、あの説明だけで終わらしてしまうのか。もしですよ、高市さんが『辞める』と。『裁判で白黒つけるわ』って言うんだったら、僕は拍手喝采だし、僕だったらそうする。『そういう疑惑を受けたんだったら辞めるわ』と」と主張した。

 共演の長嶋一茂から「第三者委員会を入れる手もあったのではないか?」と質問されると、橋下氏は「第三者委員会が強制捜査権ないんですよね。ですから国会でのいろんな裏金問題にしても、元検察庁とかそういうところの幹部が集まった第三者委員会でも、結局追及でききらずなんですよね。それだったら本当、この中尾さん、いろんな意見ありますよ。でも裁判で決着つけて、もしかしたら黒ってなるかもわからない、白になるかもわからない。それをちゃんと裁判でやると、本当にやるんだったら、ある意味、身の潔白の示し方としては王道かなと思う」と私見を述べた。