米国防総省が12日に「UFOファイル」第3弾として長年機密扱いされてきたUFOに関する文書、画像、動画、音声の72点を機密解除した。5月8日の第1弾、5月22日の第2弾と合わせ、これで計294点のFBI、CIA、NASA、米軍、国防総省、国務省などが持っていたUFOに関する機密情報が解除されたことになる。内容に不満の声も上がっている。

 第3弾では、南部アフリカの空港上空で目撃されたUFOらしき物体や、米国上空に出現した不可解な発光オーブの事例が含まれていた。「奇妙なオーブの目撃事例」でも、民間人ではなく「FBI捜査官という信頼できる証人による証言」などが示され、詳細なイラストや手間のかかる再現映像までが公開された。

 すべて正体が不明なままの未解決事案であり、未確認という意味でUFOというわけだが、回収された宇宙人を含むNHI(非人間的知性)の遺体や地球外技術の存在を裏付ける決定的な証拠は公開されなかった。

 UFO事情通は「第1弾と第2弾があいまいな画像や動画ばかりで、UFOの内部告発者と超党派の連邦議員らが9日に連邦議会議事堂前で会見し、政府の透明性向上を改めて訴えたばかりですが、第3弾もパッとしないものでした。依然として政府機関が決定的な証拠を隠しており、内部告発者とディスクロージャー(情報開示)を求める一部連邦議員の対立構図がはっきりとしてきました」と指摘する。

 9日に議事堂前で会見した元米軍情報将校のデイビッド・グルシュ氏は、2023年の下院UFO公聴会で「政府が墜落UFOと非人間的存在の遺体を隠し持っている」と内部告発し、現在のUFOディスクロージャーに至る流れの中心人物の1人だ。

 そのグルシュ氏は9日、それまでに公開されたUFOファイルの〝甘さ〟を糾弾し「米政府は複雑さの程度が異なる〝複数種類〟の地球外生命体の存在を認識しています」と発言。議員たちも同日、「政府機関が連邦政府の契約企業(防衛請負業者)を利用して、地球外生命体や未知の技術に関する証拠を隠蔽し、議会による監視を回避している」と批判した。

 さらにグルシュ氏は第3弾でも不十分な公開だったことに対し、米メディア・FOXニュースに出演し「回収されたあらゆるものを目にしてきました。卵型から円盤型、ブーメラン型まで。政権はさらなる情報公開でその情報を公開すると思います」と訴えた。

 前出事情通は「議員や内部告発者はNHI(非人間的知性)の証拠を見たし『政府機関からブリーフィングを受けた。私が見たものを見たら、あなたたちは夜も眠れなくなるでしょう』と明かしていますが、まだそこまで踏み込んだUFOファイルが公開されていません。もし非人間的知性の存在が公式に確認された場合、宗教観、人類観、科学観に大きな影響を与え、経済も社会秩序も崩壊する可能性があるからでしょう。そんな責任を背負ってまで開示できるのはトランプ大統領ぐらいです」と言う。

 トランプ氏の義理の娘ララ・トランプ氏は今年2月「トランプ大統領は地球外生命体や宇宙船について詳しく述べた演説原稿を保持しており、適切なタイミングが来るのを待って発表するつもりです」と暴露した。

 そのタイミングは、米国独立記念日で、しかも独立250周年となる7月4日とも、米国最大のUFO事件〝ロズウェル事件〟のロズウェル記念日の7月8日ともいわれている。果たして、NHI開示はあるのか…。