【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#633】最近、インターネットの巨大掲示板で話題になった未確認生物が「満州の馬頭人」である。情報の真偽が不確かなインターネットの巨大掲示板といえども、未確認生物の情報はなかなか見るべきものがある。果たして、この情報は本当であろうか。

 戦争中に、満州駐在の部隊に配属になった兵隊がいた。だが、支給される食事も貧しく、労働もきついので、仲間たち10人で脱走することにした。しかし、脱走してみたものの、周囲は植物が生い茂る原野が広がるばかり。15キロくらい進んだところで一歩も動けなくなってしまった。

 駅までは残り15キロほどある。そこで仲間たちと、小さな小屋を建てて休んでいた。このままではひどい寒さと飢えで死んでしまうのは間違いなかった。すると、1人の馬面の男が小屋の中をのぞき込んだ。男は毛皮を身に付け、まるで原始人のような格好をしている。その男はその場からいなくなり、しばらくすると、数人の仲間を連れて帰ってきた。

 そして、寒さと飢えで弱っている日本兵を担ぎ上げると、彼らの住居である洞穴まで連れて行った。洞穴では、ネギのような草を煮込んだ汁や、カボチャを酸っぱくしたようなものを食べさせてくれた。

 3日ほどすると、日本兵は全員元気になった。彼らにお礼を言ったが、全く言葉が通じない。身ぶり手ぶりで自分たちは駅を目指すと説明した。そして助けてもらったお礼に、ライターやマッチを渡した。すると、彼らは毛皮と木の実をくれた。日本兵はその後、無事に駅に着いたといわれている。

 この民族は一体いかなる存在なのか、古代中国のモンスター図鑑ともいえる奇書「山海経(せんがいきょう)」に掲載されている異民族の一種であろうか。どちらにしろわれわれ人類とは違う亜種の人類ではないだろうか。