佐賀県の九州電力玄海原子力発電所上空で7月26日に確認された不可解な3つの光について、〝UFO議連〟がヒアリングを行い、ますます謎が深まっていたことが分かった。
ニコニコニュース特別番組「【日米UAP大討論Ⅱ】米国記者がUFO議連浜田会長、玄海原発の謎の光について公開生取材!アヴィ・ローブ博士が謎の天体を語る」が先日、ニコニコ生放送、ニコニコニュース公式ユーチューブチャンネルなどで配信された。
同番組には、UFOを含むUAP(未確認異常現象)について安全保障上の問題として取り組む超党派の議員連盟「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟(通称・UFO議連)」の面々が出演した。UFO議連会長で元防衛大臣の浜田靖一衆院議員、副会長で元防衛副大臣の渡辺周衆院議員、参政党衆議院国会対策委員長の鈴木敦衆院議員、UFO議連初代事務局長で一般社団法人未確認異常現象問題研究所代表理事の浅川義治前衆院議員。
7月26日夜、玄海原発敷地内で、警備員がドローンとみられる3つの光を確認した。九州電力は「核物質防護事案」にあたるとして、原子力規制委員会に通報した。その光がいまだに解明されていない。
九州電力は9月16日に会見し、監視体制の強化などを発表した。また、佐賀県警は同19日に「航空機の可能性が高い」と明かした。
これを受けた上で、同番組は謎の光に斬り込んだ。浅川氏は「私たちは、対応策ではなく、3つの光が何だったのかを知りたいのです」と話した。2か月近くたっても、原発敷地内で目撃された3つの光は特定されていないので、まだ未確認飛行物体=UFOのままだ。
玄海原発は海を隔てて、すぐ中国、北朝鮮、ロシアがある。安全保障上重要なところにUFOが出て、正体が特定されていない。これを問題視していたUFO議連は独自の活動をしていた。
同番組では、UFO議連が8月7日に原子力規制庁、内閣官房、警察庁、経産省資源エネルギー庁、国土交通省、防衛省、九州電力への非公開ヒアリングを行っていたことを伝えた。
ヒアリング内容の全ては明かされなかったが、かなりの詳細が分かった。7月26日午後9時ごろ、正門付近で警備員4人が約35分間にわたり3つの光を目視。警備員から報告を受けた原発特別警備部隊も光を確認。原子力規制庁、関係自治体に通知した。光を視認できなくなったのは、午後10時53分ごろだった。光が見えていない時間もあったので、同一の光かどうかは不明ながら、何かが約2時間も敷地内上空にいたことになる。
また、ヒアリングでは、九州電力と警察の間で事実誤認、認識の相違があったことも判明。発見時の状況について九電は「ドローンと思われる3つの光を目視。航空機ではないと判断」、警察は「21時2分ごろ、3機の航空機の航行をフライトレコーダー、航空会社が確認。ドローンらしき物体は確認していない。航空機であることも視野に入れて捜査」。高度について九電は「具体的な高度は分からないが、航空機より低い高度で飛行したと推測」、警察は「警察が確認した光はいずれも非常に高い高度をとっており、低空で敷地内を通過するような侵入と評価される状況は確認していない」。飛行音について九電は「モーター音と思われるような音を確認。航空機やヘリとは違う音」、警察は「モーター音は航空機のものとは異なっていたのか?」。
ヒアリングについて浜田氏は「分からないものを分からないままにはできません。安全保障を考えた時には、とても重要な案件になります。結構、突っ込んだ話になったと思います。九州電力と警察の説明には齟齬(そご)があります。聞いてて納得できません。この件はきちんと解明しなければなりません」と語る。
ヒアリング当日こそは欠席したが、独自に調査している鈴木氏は「私は航空業界にいたことがありますので、その経験、知識から見たら、3つの光はおかしいことばかりです。また国交省は、玄海原発の周辺は飛行機が飛べないことになっていると説明しましたが、敷地内の直上に航路が存在します。1便はその航路を通っています。9時16分から9時17分にかけて、2697メートルの高度で飛んだ記録はありますが、ジェット機ならあっという間に通過してしまい、滞空するわけはありません」と述べた。
浅川氏は「安全保障の観点から、もし中国などの潜水艦が近場まで来て、そこから原発に高性能ドローンを飛ばしていたとしたら、どうするんでしょうか。それが偵察だけではなく攻撃してきたら、警察はどこまで対応できるのでしょうか。そういう可能性も想定しなければなりません」と指摘した。
警備員が原発敷地内に異常なものがあったと報告したのに、単なる航空機だったということはあるのだろうか。敷地内に何かが侵入したとしたら、九州電力の監視体制に死角はなかったのか、警察や防衛省は検知・把握していなかったのかなど問題があったことになる。1か月後には秋の臨時国会が行われる、玄海原発の3つの光問題も大きく取り上げられることになりそうだ。












