英国のUFO専門家のニック・ポープ氏が亡くなった。妻が発表した。米メディア・ニュースネーションが6日、報じた。

 ポープ氏は、1991年から1994年まで英政府のUFOデスクを務めた元国防省の役人。世界のUFO界わいで最も有名な人物の一人だ。人気ドラマ「X―ファイル」の主人公フォックス・モルダーの現実版とも呼ばれていた。

 ニュースネーションのプロデューサーに送った最後のメールの一つで、ポープ氏は「愛する妻エリザベス・ワイスとともに、さまざまなイギリスのコメディ番組を見ながら、たくさん笑って残りの日々を過ごすつもりだ」と語っていた。

 そのワイスさんが6日、Xに「胸が張り裂けそうです。ニックは本日午後、自宅で亡くなりました。人生最後の数週間、苦しみの中にあっても、彼は自宅からいくつかのインタビューに応じていました。ニックと出会い、結婚できた私は本当に幸運でした。彼は素晴らしい夫で、心から愛していました」と投稿した。

 ポープ氏の死を受け、UFO界わいから追悼の声が出ている。

 ニュースネーションの調査ジャーナリストのロス・コートハート氏はXに「ニック・ポープの訃報に接し、非常に悲しい。ニックは親切で聡明な人物で、自身が目撃したUAPの秘密について世界に伝えるため、持てるすべての力を注ぎ込んでいた。安らかに眠れ、ニック」と記している。

 2009年から2017年まで、米国防総省傘下の「先端航空宇宙脅威特定計画」(AATIP)の責任者として極秘プロジェクトの指揮を執ってきたUFO情報開示活動家ルイス・エリゾンド氏は「神のご加護を、友よ。私たちは再び会うことになるだろう」と投稿した。