【山口敏太郎オカルト評論家のUMA図鑑#669】いまだにロシアとの戦火がやまないウクライナだが、当然UMAも、生息している。「ヴォジャノーイ」は、日本で言うとカッパのような存在である。ウクライナをはじめ東欧に伝わる水の精霊で、湖や川にいるとされる。
太鼓腹に禿げ頭で、葦とイグサの帽子とベルトを身に着けた裸の男の姿で現れることがあるが、緑色の髪と長い緑色の髭を生やした姿で現れるという記述もある。どうやら変身能力を持っているようだ。数多く描かれたウクライナの絵の中には、カッパの姿を連想させる絵も残されている。
人間嫌いで、怒った時には人間を水中に引きずり込むことがある。一方で、豊漁をもたらすこともあり、このあたり場所は、沖縄の「キジムナー」とも似ている。
そんなヴォジャノーイに関して、とんでもない都市伝説があった。ロシアがウクライナ侵攻を始めて数か月後の2022年6月、このヴォジャノーイがドネツ川を渡ろうとしているロシア軍を機関銃で撃退したというウワサが流れたのだ。
これは日本の妖怪にも言えるのことだが、妖怪は基本的に所属する国を愛してしまう保守的傾向が見られるのだ。
日本でも「軍隊タヌキ」という都市伝説がある。日露戦争の二百三高地の攻防戦において、いくら銃で撃っても倒れない赤い服を着た兵隊がおり、これは日本軍のピンチに駆けつけた化けタヌキが化けたものだといわれたのだ。











