米国防総省が8日、これまで機密扱いされてきた「UFOファイル」を公式サイトで公開した。1940年代から2020年代までにわたるFBI、NASA、中央軍などのUFOに関する機密解除済みの動画、画像、文書162点で、今後も順次公開されていくという。米防衛ニュース・分析サイト「ウォー・ゾーン」は同日、ファイルを分析し「画期的な内容は見当たらない」と報じた。

 ウォー・ゾーンは「現時点でざっと確認した限りでは、この公開資料の中に画期的な内容は見当たらない。だが、それは驚くべきことではない。今後さらに時間をかけて精査すれば評価が変わる可能性はあるが、現段階ではそういう状況だ」と分析した。

 米当局によれば、今回の公開は、この問題に関する「完全な透明性」を推進する新たな取り組みの第1弾に過ぎないという。政府によるUFO〝隠ぺい〟問題は長年にわたり、論争や批判の的となってきた。

 近年では、UAP目撃事例に関する国家安全保障上の懸念も高まっている。その多くは、後にドローンや気球だったと判明している。ウォー・ゾーンは「敵対国による情報収集活動などの行動が、UAP問題と混同されているという現実的かつ深刻な可能性について、以前から警鐘を鳴らしてきた」と伝えた。

 なお、今回公開されたファイルの一部は、過去にも公開されたことがあるとされている。