2014年に製作された「ナイトクローラー」という米国の映画をご存じだろうか?

 事件や事故の現場専門のパパラッチがテーマとなっている犯罪スリラー映画で、どんどん過激な映像を求める主人公の狂気、そんなパパラッチを生んでしまった社会の病理を描いている。主人公ルイスを演じるジェイク・ギレンホールの怪演が光る作品である。

 直訳すれば「夜を這う者」――不気味なイメージがつきまとう。

 そのナイトクローラーと同じ名前の未確認生物がいる。2011年3月28日、深夜2時ごろに米国・カリフォルニア州ヨセミテ国立公園に“それ”は出没した。

 ヨセミテ国立公園の付近にある民家に設置された赤外線監視カメラが偶然、奇妙な人型の動くものを捉えたのである。

「奇妙な人型」というのはUMAとしてよくあることかもしれないが、ナイトクローラーは人型としてかなり奇妙なのである。

 人のような形はしているが手がない。全体は白くぼんやりとしている。
縦長の三角形で胴体は短め、そこから細い足が生え、親子のような大小2体が歩いているのだ。

 昼間に撮った別の映像のベビーカーと比較したところ、大きい方はベビーカーより少し大きい程度で、小さい方はそのベビーカーに乗れるくらいだった。

 そして、足は人間と比べると長く見える。白い布をかぶった人間に見えないこともないが、比率としてはややアンバランスに感じないだろうか。

 この映像に勝る情報がないため、正体に関しては世界中で議論がなされている。

 ナイトクローラーの動画はユーチューブで公開されるなり、世界中で注目を集めた。その後、2010年に別の地域でも同様の生物が撮影されていたことが判明する。

 それから2014年12月には米国・オハイオ州で、2本足に胴体と頭部がついたような生物が目撃されている。映像の個体と違うのは全長が2メートル以上ある点だ。他にも世界中で2~3の目撃談が報告されているが、いずれもイラストのため、映像として残されたのはかなり貴重である。

 この生物は現地のネーティブアメリカンに伝わる精霊、森のなかで暮らす夜行性の「ナイトクローラー」と同じ名前が付けられた。歩く姿が棒人間のように見えることから、「スティックマン」と呼ぶ人もいる。